音楽・九条の会〜結成一周年〜「響き合う世界」講演とコンサート

2007年17(土)14:00開演 (13:30開場
大阪歴史博物館 講堂(4F)

 当会結成1周年「響き合う世界」講演とコンサートが2007年2月17日(土)、
大阪歴史博物館講堂で開かれ、270人が参加しました。
 第1部は、ソプラノの西垣千賀子さん、テノールの西垣俊朗さんがヴェルディ
「乾杯の歌」や武満徹の「小さな空」「死んだ男の残したものは」、「ねこの二
重唱」など6曲を独唱と二重唱で熱唱(ピアノは佐田めぐみさん)、最後は「さ
とうきび畑」を西垣俊朗さんが「何度も出てくる"ざわわ"という歌詞を平和の象
徴として歌ってください。」と言って、会場と一緒に合唱しました。「今日ほど
この歌が心に染みたことはありません。この涙を勇気に変えて平和を願う気持ち
を大きく育てたい」との感想が寄せられました。
 


第2部は、京都鞍馬寺の信樂香仁(しがらき こうにん)貫主による「響き合う
世界」と題したお話が1時間行われました。鞍馬寺には、「『日本国憲法』は平
和の象徴 日本が世界に誇れる宝です。」と書かれた文書がかかげられています。
信樂貫主は、鞍馬山の自然の営みを例にとって、人間も自然の働きの中で、うる
おいの中で生かされている。自然と言うのは、"いのちのめぐり"が豊かに行われ
ているもので、人間も自然の一部として「和して」生きること、大きないのちの
めぐみの中に生きていることを考えることの大事さ、また、心の中に水に染みこ
むように魂の中に伝わり広がっていくことが「響くこと」で、心を響き合わせ、
大きな力にお願いをしてみんなの願いを祈りたい、などと穏やかな口調で話され
ました。最後に、「和の国である真髄を発揮して、平和のこころをもって、何十年後に平和の憲法を守った国であっ
たといえるように、響き合ってがんばっていきたい。」としめくりました。参加者からは「鞍馬寺がどうして憲法9
条を守ることに力を入れているのか、自然とのかかわりの中でよくわかりました。」「心にしみいるお話でした。
生きること、命についての教えを学ぶことができました」など深い感銘を呼んでいました。



最後に主催者を代表して、会の呼びかけ人である日下部吉彦さんが、「音楽は、九
条を守るための表現方法として、特に強力であり、今後も地域などでコンサートを
広げていきたい。また、今日のような他ジャンルとのコラボレーションも企画して
いきたい。」と語り、この日までに賛同者が2,891名になっていることを報告しまし
た。