音楽・九条の会コンサート 報告

「平和でこそ美しい音楽が花開きます」と憲法九条を守る一点で音楽家の共同を呼びかけた音楽・九条の会の発足後初めてのコンサートが、1月26日、大阪のいずみホールにて開催され、会場を埋める780名が参加しました。
 オープニングは、呼びかけ人の作曲家西村朗さんが今回のコンサートのために書き下ろした「平和の誓いへのファンファーレ」が池辺晋一郎さんの指揮で金管アンサンブルにより演奏されました。西村さんは、「憲法九条を日本だけでなく世界中の国が持てば、人類は次のステージに上がれる。九条はそんな理想と情熱を持っているので、それをファンファーレに託したい。」と話されました。続いて呼びかけ人でもある上村昇さんによる「鳥の歌」などのチェロ、ソプラノの篠原美幸さんの「さとうきび畑」などのソプラノ独唱、幸田さと子さんはレコード大賞企画賞を受賞した「川の流れのように」をヴァイオリンで演奏。ゴスペルの亀渕友香さんは、おなじみのゴスペルメドレーで会場も手拍子で応え盛り上がりました。第1部の最後は、大阪千代田短期大学九条の会合唱団、総勢70余名の学生たちのうたごえは「その姿、ひたむきな心に胸を打たれました。」と会場の感動を誘いました。第2部は、呼びかけ人である日下部吉彦、池辺晋一郎、西村朗、そして指揮者の堀俊輔さんによるトークに続いて、関西のオーケストラなどの有志で構成されたArticle9オーケストラによる呼びかけ人伊福部昭さん作曲の「SF交響ファンタジー第1番」の演奏。この曲は、映画ゴジラシリーズのテーマ音楽ですが、指揮の堀俊輔さんは「ゴジラは放射能実験で生まれましたが、今日はゴジラを憲法九条を守る存在として聞いてほしいと思います。」と話されました。最後は、池辺晋一郎さん指揮、Article 9 オーケストラ伴奏で「アメイジング・グレイス」が関西合唱団、神戸市役所センター合唱団、衛都連合唱団、奈良蟻の会合唱団、京都・あくまで平和合唱団の熱唱のうちに幕を閉じました。「いろいろなジャンルの音楽が聴けて楽しめました。こんなに素晴らしいコンサートに来られたのも平和であるからこそ、としみじみ思いました。」との感想がたくさん寄せられました。日下部吉彦さんは、「お客さんが非常に暖かく、コンサートを成功させていただいた。今後はこうした大きなコンサートと同時に地域でのコンサートも行いながら音楽・九条の会を広げていきたい。」と話されていました。この日、舞台からの呼びかけに応えて、207名の賛同が新たに寄せられ、会の賛同者は2,000名を大きく超えるところとなりました。
山本則幸(音楽・九条の会事務局)

曲:西村朗 平和の誓いへのファンファーレ(初演)
チェロ/上村 昇
ピアノ/宮川真由美
 サン=サーンス:白鳥
 カタロニア民謡:鳥の歌
ソプラノ/篠原美幸
ピアノ/城村奈都子
 
詞・曲 武満 徹:小さい空
 詞・曲 寺島尚彦:さとうきび畑
ヴァイオリン/幸田さと子
ピアノ/田口友子

 エルガー:愛のあいさつ
 見岳 章:川の流れのように
ゴスペルシンガー/亀渕友香
with Heart&Soul
ピアノ/深町純

 ゴスペルメドレー
 traditional:Deep River
大阪千代田短期大学九条の会合唱団 
ピアノ/大橋亜紀子

 
詞・曲/ポール・サイモン:明日に架ける橋
詞/寄ゆかり・塩谷貴子 曲/寄ゆかり:
Love&Peace
 
♪トークタイム
日下部吉彦・西村朗・堀俊輔・池辺晋一郎


指揮/堀俊輔
Article 9 オーケストラ

(在関西オーケストラ有志による)
 曲:伊福部昭 SF交響ファンタジー bP
 
(映画「ゴジラ」など より)
指揮/池辺晋一郎
Article 9 オーケストラ

合唱/
関西合唱団 
   神戸市役所センター合唱団
 他
 編曲:池辺晋一郎 アメイジンググレース
 最後に出演者全員集合!